ミスティー 野に生きる花たち
MISTYThe wildflowers
V.C.アンドリュース 著 馬場 ゆり子 訳V.C.アンドリュースの野に生きる花たちシリーズ1作目です。
最近ずっとファンタジー(と時々SF)を読んでいたのですけどちょっと毛色を変えてロマンス。
最初、ステキな恋愛劇だと思ったけどこれは違います。
家族に問題を抱えた四人の少女たちがドクター・マーロウの元で集団セラピーを受けることになった。最初の話し手はミスティー。
ミスティーはビバリー・ヒルズで何不自由なく育ったが、母がセックス恐怖症と若さを保つためといってピルを飲んで二人目の子供を作りたがらなかったのが父親にわかり、そのため父親が浮気。そして両親の間に亀裂が入った。そしてそのうちに両親が離婚。そんな中、ミスティーはすっかり精神的にバランスを崩して友達とは疎遠になり、そんな落ち込んでいるミスティーの心の隙をつくようにチャールズ・アレンが自分も両親が離婚しそうだといって近づいてきて、それが実は真っ赤な嘘だとわかり、ますます落ち込む。そんな中、ミスティーは不良少年のロイドと出会う。二人は官能に溺れながらそのうち、ロイドが学校で問題を起こし、退学になり、そしてロイドとミスティーは家出を決意する。
数々の家庭の問題、父親の浮気やセックス恐怖症の母のためにミスティー自身もそうかもしれないという不安。ミスティー自身に抱えきれないくらいの問題や悩みや不安のために自分自身を見失い、そして出会うチャールズもそんなミスティーを利用しようとしていたり、優しく接してくれる問題だらけのロイドともなってはいけないような関係に陥ったりする最中の切なさや悩みの苦しさ、寂しさや人恋しさなど同世代もしくは私くらいの世代の人には共感を持てる部分があるのではないかと思いました。
私的には全然違う話と思って多いに期待して読んだのだけどいい意味で裏切られて実のところとてもよかったと思いました。
Author&WebMaster :
Azusa
| 2002年11月30日
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| 野に生きる花たち


