キャット 野に生きる花たち
CAT The wildflowers
V.C.アンドリュース 著 宇野 千里 訳V.C.アンドリュースがヤングアダルト向けに書いた野に生きる花たち第四弾。主人公は他の巻の少女たちの話を聞いて常にびくびくおどおどしていた少女キャットです。
キャットは肌を露出するのも大人になって生理があるもの罪だと異常なほどの潔癖症の母と幼いキャットの胸を触ったりなでたりするような性癖のある父親に育てられた少女。キャットは人よりも体の成長が早く、胸も人よりも大きくなりはじめたりして母親はそれが汚らわしいことだといわんばかりの態度。友達も散々吟味をしてはほとんど作るなといわんばかり。キャットはいつも孤独で監禁されているような生活をしていた。一方父親はそんなキャットを優しくしてきっと君はステキな女性になる、僕のかわいい娘といっては母親に内緒でセクハラをしていた。キャットはほとんど自分を優しくしてくれる人がいないのでセクハラしているのにも関わらずそんな父親が好きだった。ある日、キャットの学校でダンスパーティーがあり、そのためのドレスが欲しかったが母親は肌の露出を気にしてとてもまともとはいえないドレスを買うが父親はそんなキャットに今風のステキなドレスを買う。そしてダンスパーティーのレッスンと称してさまざまな性的な行為を繰り返し、そしてついに最後のレッスンといい、キャットは父親に犯されてしまう。
ヤングアダルト向けの話…らしいけどこれは…大人向きにするかしないか迷った。はっきりいってまともじゃない。でもありえない話でもない。こういう父親に性的虐待を受ける話は…表沙汰にはならないけどかなりある。当然本人は言うわけがないし虐待した人も言わないが結果的に致命的トラウマになるケースがあるらしい。まさにそれそのもの。そして性的虐待を受けながらも友達もおらず、潔癖の母親には違う意味で虐待を受けていて愛情なんていうものを知らなかったから彼女は身近で優しくしてくれる父親に意を持ってしまっていたと思うが…しかしやはり異常なことには変わりは無いですね。現代にある水面下には決して現れない残酷な現実というのを見とれたと思います。
Author&WebMaster :
Azusa
| 2002年12月27日
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| 野に生きる花たち


