バスカヴィル家の犬 (シャーロック・ホームズ)
The Hound of Baskervilles
アーサー・コナン・ドイル 著 延原 謙 訳シャーロック・ホームズシリーズ第五弾。長編です。
この話はそれまでのホームズの話と少し毛色の違う展開をします。
なかなか全貌を見せない展開で首尾一貫してストーリーが淡々と進みます。
それに伝承や得体の知れないバケモノという…事件らしからぬ物語の背景があり、ミステリーというよりもゴシックロマンを感じさせる展開で…こういうのはそれまでのホームズの話ではあまり見れない雰囲気です。
ホームズの話の中でも名作で…ミステリーの中で有名な物語として知られてますね。
ただ、古典作品なのでミステリーを読み漁られた人にはトリックや展開が少し物足りないかもしれないけど…。
この話はワトスン博士が事件現場に赴いて先頭を切って行動をし、ホームズがほとんど表立って出てこないという展開です。
まぁ、実際はホームズは陰で動いているのですけどね。
沼地という陰鬱な特殊状況下での魔犬の伝承の絡んだ謎の殺人事件と不審な人々。
淡々とワトスン博士は変わる周りの状況や人物達の様子を刻銘にホームズに電報で知らせたり、このホームズ譚(シャーロック・ホームズの話はワトスン博士が書いている事になっている)に書き記していくという感じで。
話の状況が魔犬という伝承というのに彩られ、事件と思えない奇怪な展開をしていきます。
周りの状況の奇怪さもそうですが捜査と犯罪がリアルタイムに進んで行くのが面白いです。二の手三の手を尽くしてホームズの指示を受けてワトスン博士が動く様もなかなかの見所。この話のワトスン博士はよく動くのです(笑)
まぁ、トリックを見るとしごく簡単なのですがやはり雰囲気ですね、伝承と沼地という目くらましを食らった形で先が読めないんですよね。
私が読んできたホームズの話の中では一番サクサクと読めてドキドキさせられた話でした。
Author&WebMaster :
Azusa
| 2005年3月22日
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| シャーロック・ホームズ


