「いい人」は成功者になれない!
「いい人」は成功者になれない!--男の値打ちは、仕事と女と金で決まる
出版社:三笠書房
著者: 里中李生
里中李生 著
コンビニの雑誌売り場を見ていたら大仰なタイトルが目について、一体どんな内容なのかと立ち読みしようと思ったのだけど、文庫なだけに立ち読みではどうにもならないので買ってみたという本。まさに出版社の策略にまんまと騙されているというか、こうして買ってしまっている辺り、(内容はともかく)良いタイトルを付けていると思う。
いわゆる"新書"で、分類としては何になるかなぁ? 自己啓発? 仕事や人生の成功の為のマニュアル? 無理に分類する必要はないと思うけど、とにかく強い男になる為のルールを解説した本らしい。帯には『女から尊敬されない男は単なる「負け犬」である』と煽ってあるのが印象的。(これも内容が気になった理由の一つ)
男性向きのこういう本はかねてより興味があったけど、読んでみると競馬やパチンコで勝っている人が熱弁を振るう時のような、そんな語り口調で強い男とはどんなもので何がダメなのかというのを語っていた。
全体的に作者の主観が貫かれていて、運とツキは強気で呼ぶものみたいな事を書かれていたり、見栄(みえ)を張って散財を推奨するような記述が多くて、ギャンブルに熱を上げて大金を失っている人や、見栄を張りすぎて浪費癖が身に付いてそれが裏目に出ているような男性にはオススメじゃないような感じがする。
あと、女性に対して随分と支配的で男性上位を強弁しているあたりがちょっとダメだった。別に私自身フェミニストではないのだけど、私自身女性であり、そういう事をあからさまに書かれてれば引くのは仕方ないし、何よりこの本は男性向きに書かれた本なのでそこは大目に見た方がいいのかなぁとは思うけど、やっぱりちょっと釈然としないものは残る。これもまぁ仕方ない。
それでも、いくつかは興味深い事も書かれていた。「裏切られる原因はあなたの中にある」や「人の話を聞く男、聞かない男」などなど。このあたりは男女関係なく言えるかなと。
基本的に興味本位で買った本なので当たり外れは仕方ないとして、一冊の書籍として出されているだけに、それなりに読める。けど、読む人はかなり選びそうな気もするけど。
Author&WebMaster :
Azusa
| 2008年1月29日
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