The Room of Reverie
Book Report



レイチェルと滅びの呪文で読んだ本

レイチェルと魔導師の誓い

レイチェルと魔導師の誓い

出版社:理論社
著者:クリフ・マクニッシュ
価格:¥ 1,575

THE WIZARD'S PROMISE
クリフ・マクニッシュ 著 金原 瑞人& 松山 美保 訳

レイチェルシリーズ第三部、完結編です。日本と英国同時発売の魔法使いまくりの本です。

強大な魔力を持つ赤ん坊イェミの力で地球の子供達全員が魔法に目覚めてしまった。魔導師ラープスケンジャは地球の人間すべてを別の星に移動させたが移動した星があんまりいい星でなかったのですぐに地球に戻ってきた。そしてすべての人間が戻ってきた地球では子供達が魔法を使いたい放題使っていた。
そんな中、宿敵の大魔女が作った種族グリダは大魔女を圧して大魔女の星を支配するようになった。そしてグリダたちは地球に狙いを定めてうごきはじめた…。


…前々作…第一部のレイチェルと滅びの呪文がわりと面白い出来だったのに大してこれは少々尻つぼみ気味。魔法は相変わらずすごいのだけどすごすぎてあんまり価値あるものとは思えなくなってしまっている。多分地球の子供達全員がハンパでなくすごい魔法が使えるっていう点とSFでも結構至難の業なのに魔法で星間を安易に移動できるみたいな感じだからだと思うけど。ゲド戦記や指輪物語やハリー・ポッターは魔法が登場するけど主人公はそんなに安易に魔法を使わないし魔法でものすごいことができる…というわけではないのです。でもたまに使うちょっとした魔法が価値あるものなのです。しかしこれはちょっと行き過ぎ。空を飛ぶのも水の中に潜るのも色々なことをやるにしてもかなり安易に出来ます。しかも大人が子供に舐められてるしι
それと主人公のレイチェルの存在価値。前巻のレイチェルと魔法の匂いから影が薄くなってきていたけどこの第三部ではそれにもまして存在価値がない。何故って他のキャラ、たとえばレイチェルよりもすごい魔法を使える赤ん坊のイェミや魔法を壊して魔法を壊しながら相手すら破滅に追いやれるエリックなどなどレイチェル以上の力の存在があまりに大きすぎているためだと思うけど。私としては主人公にがんばってほしかったんだけど。
それと話の流れ、前巻では地球の人間が一人残らず地球からいなくなって他の星に瞬間移動するところで終わったんだけど…で、他の星で一体どんなことが起こるの?とか期待するじゃないですか?それが読み始めて何ページもたたないうちに『行った先の星がたいしたこと無かったから』という理由でもうすでに地球に戻ってきてるし。早っ!!
あとラープスケンジャ…よその星の魔導師ですけど。この方は第一部ではピンチに助けてくれるそれはもう偉大ですばらしい方だったのに二部、三部とどんどんグレードダウンしてます…ιιううう…ιιι
いえ、それでも面白い部分はなくもなかったですけど。なんかレイチェルが日本に来る場面ですが、アイスクリームと焼き鳥を購入するあたりがなんか外人らしいです。そういえばハリー・ポッター役のダニエル君が来日したときも焼き鳥を食べたとか言ってましたね。アメリカ人の考える日本食=スシだけどイギリス人の場合は焼き鳥らしい…(笑)しかし日本に遊びに来てまるでファースト・フード感覚で焼き鳥が食べられるのは日本に二十年以上住んでいましたが初耳です。私の知らない世界があるらしい。

Author&WebMaster : Azusa | 2003年2月20日 | レイチェルと滅びの呪文


レイチェルと魔法の匂い

レイチェルと魔法の匂い

出版社:理論社
著者:クリフ・マクニッシュ
価格:¥ 1,575

THE SCENT OF MAHGIC
クリフ・マクニッシュ 著 金原 瑞人 訳

レイチェルシリーズ二冊目。これも一巻同様、なんとなく購入で読みました。
レイチェルが魔法の力と魔導師ラープスケンジャの力で魔女ドラグウェナを倒してイスレアから地球に戻ってきて一年…魔法の力を持ったままで魔法の力を壊すことの出来るエリックとイスレアで世話になった見た目は少年中身は老人となったモルペスとともに暮らしていた。その頃、ドラグウェナの故郷の星のウールで魂だけになったドラグウェナは母のヒーブラと妹のカレンに自分がラープスケンジャとレイチェルによって倒されたことを伝えた。ドラグウェナの死を知ったヒーブラとカレンは復讐の為に地球に乗り込んでくるが…。


…という感じなのですが、最初のうちはやはりテンションが低くてつまんなかったです。
でも後半のハイキ(レイチェルのライバル魔女たちにいいように扱われていた)が処刑されそうになったところは息つく暇なく楽しかったですね…って子供が処刑されそうなシーンで楽しかったという感想はちょっとまずいかな?
ただ一巻同様、不思議な力があるのかどうか知らないけど不思議な子供のイェミが安易に助けに入るのはちとつまらなかったですな。
この勝手都合のいい助っ人が入ることでレイチェルの存在意義が薄れるんですよねぇ…う?ん。

Author&WebMaster : Azusa | 2002年9月 2日 | レイチェルと滅びの呪文


レイチェルと滅びの呪文

レイチェルと滅びの呪文

出版社:理論社
著者:クリフ・マクニッシュ
価格:¥ 1,575

THE DOOMSPELL
クリフ・マクニッシュ 著 金原 瑞人 訳

なんとなく買って読んでみた本。
訳者がどこかで名前を見たことあるような…?と、思ったらマインド・スパイラルシリーズの訳者と同じでしたね。
(金原さんの訳のセンスは好き。なんだか海外の本をすごく読みやすい文章とセリフをわざとらしくない違和感のない口語口調にするから。)

普通の少女のレイチェルは自宅の地下室で弟のエリックと共に謎の手によって他の星へと連れ去られてしまいます。
連れ去られている間そこでレイチェルは不思議な力を使えることに気がつく。そしてその力を利用しようとする魔女はレイチェルを自分と同じ魔女にしようとする。そこへ魔女への反乱を起こそうとしている人々とレイチェルは出会います。


この本での魔法は『魔法が使いたがれている』らしいが『想像したことが現実になる』という感じ。かなり勝手のいいように魔法の力が働いている気もしなくもないがまぁ途中で使えなくなったり、力尽きたりするのでいいか。
滅びの呪文というタイトルがついているけどこの滅びの呪文というの…著中ではさほど重要な事でもない。レイチェルは悪い魔女によって異世界へ連れ去られて魔女にされそうになるがからがら逃げ出して魔法の力で魔女を打ち倒すことがメインだからどちらかというと『レイチェルの不思議な冒険』とか、『レイチェルと魔法の呪文』とかの方が合っているような気もしなくもない。

この本は前半はかなりテンションが低くて読む気が何度もなえたけど後半の魔法のバトルとか、魔女に追っかけられて逃げて、立ち向かって、逃げて…というあたりのノリがとてもいいので買って損はなかったというところでしょうかね。ただ、ラストシーンでいきなりラープスケンジャが助けに入ったのはオチはつまらなかったですけど…あのままレイチェルがピンチピンチといいつつ、なんとか倒したりしたらよかったのに…とかちょっと思いましたが。

Author&WebMaster : Azusa | 2002年8月 6日 | レイチェルと滅びの呪文


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