The Room of Reverie
Book Report



サークル・オブ・マジックで読んだ本

サークル・オブ・マジック 魔法学校再訪/氷の国の宮殿

サークル・オブ・マジック4 魔法学校再訪/氷の国の宮殿

出版社:小学館
著者:デブラ・ドイル&ジェイムズ・D・マクドナルド
価格:¥ 1,785

Mystery at Wizardry School/Voice of The Ice
デブラ・ドイル / ジェイムズ・D・マクドナルド 著 武者 圭子 訳

はい、三巻のサークル・オブ・マジック ブレスランドの平和で終わりだと思ったサークル・オブ・マジックシリーズ。
ちゃっかり四巻登場です。
.....まぁ終局の続きみたいな出だしですが、(一度は完結したってことになっているモノだから)インサイドストーリー的な要素もなくもないかなー??とか、思ったりもしますが、短いながらもしっかりと気持ち良くストーリーがテンポ良く進んであいかわらず非常に読みやすいです。
当然ながら(当然??)今回も原典約二冊分を一冊にまとめてあるようです...。
しかし...Amazon.co.jpで原典の二冊が見つからないです。
アメリカのAmazon.comで探したけど6巻まで(日本では全巻二冊を一冊にまとめて出版)しか、見つからない....。
....って、今回のサークル・オプ・マジックは日本の公式ページで『英国で発売』だったらしい.....。
なる....見つからないわけだ。
でも、amazon.uk(イギリスのアマゾン)の検索にひっかからないのだけど...見つけ方が悪い???
原書を待ち望んでいる方は日本のアマゾンで取り扱われるのを待つか、イギリスのアマゾンで是が非でも探してみましょう。

魔法学校再訪 Mystery at Wizardry School
三巻のラストで魔法使いのマスターの称号を得て王宮の魔法使いとなった若きランドル。
王都は活気を取り戻しつつあったけどランドルは毎日忙しく働いていた。
そこへ、魔法学校で魔法が上手く扱えず退学寸前の少年ウィルフリードがランドルの元へ使わされた....。
ランドルが魔法使いになる時に全く才覚が出ず苦労をしたが最年少でマスターの称号を授かったので何かアドバイスを求めにやって来たらしい....。
そこで彼の為に魔法に関して色々と指南する、しかし、王宮に何か不吉な予感がうごめく。危険を察知したランドルはウィルフリードを連れて魔法学校へ行く事を決意する。
なかなか痛快劇です。一巻のノリを思い出させますね。
でも、ランドルが立派な魔法使いになっているので魔法のキレがよく色々な魔法を駆使して対処していきます....でも、やっぱり何故かランドルは危機一髪の一生懸命。
そう、ランドルは立派な魔法使いだけど魔法を使った後に疲れたり、色々と試行錯誤したりしているのです。それから謙虚さと思慮深いところがやはり好感持てる主人公だなぁ.....。
そして、今回は話のラストで含みのあるセリフをランドルが言っています。
もしかして....次回作を期待してもいいのかな??(笑)


氷の国の宮殿 Voice of The Ice
いとこのウォルターとヒマを持て余してサイコロ遊びに興じていたランドル。
リースが落ち着き無くリュートの弦の調整をしている。
どうやら元々旅の芸人だったリースにとって一所に留まるのは落ち着かない様子。ランドルやウォルターに昔のようにハラハラドキドキした感じがなつかしくないかと尋ねる。
二人揃って争い事はごめんだ、の一言。でもランドルはちょっぴり昔のような強力な魔法が錆び付いて使えなくなるんではないかと思っていたりもする。
そこへ、遠い北の国で音楽コンテストが開かれる話が持ち上がり、ランドル同行でリースと共に異国の徒についた北の国の王一行と一緒に北の国、バスキナへ行くことに。
こちらは本当にインサイドストーリー的なお話。
平和ボケに嫌気がさしたとはいえ、最初は危険....でもなかったけどどんどん危険になっていって最終的に本当に危険になってしまう。
ここでもランドル、やっぱりかなり一生懸命。
もう魔法使えない?というギリギリ感(そういえばいつもランドルはギリギリで魔法を使い続けていたなぁ....)最後に悪の女王を打ち倒すカッコイイシーンでラストは、もうこりごり、という感じ。
やっぱり平和が一番。
でも、たまにこういうインサイドストーリー的な話もいいかな?

なんだかまだまだ話が出来そうな予感の本だけど....
また書くつもりないかな??
密かにまた期待です。

Author&WebMaster : Azusa | 2005年1月13日 | サークル・オブ・マジック


サークル・オブ・マジック ブレスランドの平和

サークル・オブ・マジック ブレスランドの平和

出版社:小学館
著者:デブラ ドイル
価格:¥ 1,890

The Wizard's Castle (Circle of Magic)

出版社:Troll Communications Llc
著者:Debra Doyle

The High King's Daughter (Circle of Magic)

出版社:Troll Communications Llc
著者:Debra Doyle

Circle of MagicA Peace of Breceland
(No.5 The Wizard's Castle/No.6 The High King's Daughter)
デブラ・ドイル& ジェイムス・D・マクドナルド 著 武者 圭子 訳

はい、サークル・オブ・マジック三巻、最終巻です。相変わらず英語原書版
The Wizard's Castle (Books No.5) Amazon.co.jp(原題 魔法使いの城)
The High King's Daughter (Books No.6) Amazon.co.jp(原題 高貴な王の娘)
あたり二冊を一冊にまとめてます。原書版が短いんですね。故に二巻同様、前半後半に話が分かれてます。相変わらず話がとんとん拍子に進んでサクサク読める本です。


前半部分The Wizard's Castle
前巻で戦いの資金の貸付の金貨を運ぶ仕事を請け負った従兄弟のウォルターと相変わらず旅についてくるリースと共にランドルは鐘楼城の近くでエクター男爵率いる軍がキャンプを張っている場所へと行った…
ここで登場するのは一巻の『魔法の学校』で登場したライバル兼主人公嫌がらせ役のゲイマー(別にゲームの愛好家ではない)が登場します。もちろん敵役として数々の嫌がらせをします。ま、こういう真面目な主人公のお話ですので彼(ゲイマー)の運命は言わずとどうなるか想像できるでしょうが。
ところがこの話、色々とミステリー要素があって…まぁミステリーを読みなれている人にとっては別段、驚くほどの仕掛けではないのですげと、お約束の展開もなかなか先が読めない部分もあるんですよね。またそこが面白い。

後半部分 The High King's Daughter
こちらは前半部分でブレスランド(サークル・オブ・マジックの世界の国のこと)の正統な王位継承者の王女が妖精国にいてランドルはこの戦乱の世を終わらせるべく、妖精国に行くことに。
まぁここでいきなり話が急展開…という感じになってしまってます。仕方ないです。二冊の本を一冊にして刊行しているんですから。
ここら辺からラストに向かって…という感じは微塵も感じません。
しかしこの話でラストなのです。
話は込み入ってますが(でも不明瞭ってほどでもない。わかりやすいのがこの本のいいところ。)ここで主人公、色々と試練が待ってます。まぁ緊迫はしてますがものすごく大ピンチというわけでもない。主人公のランドルは…頼りなさそうだし、自信なさそうだし、謙虚なのでものすごいことが出来る…というわけではないのですけど…でもやってのけます。一巻でも何も出来なさそうで悪魔を払いのけたように。


さて、このサークル・オブ・マジック。
主人公の自信の無さ、頼りなささ、でも謙虚でがんばってみよう、試みてみようという気持ちがあるのが一番良かった。とても好感の持てた話です。
まだ続きがありそうな感じがするのですけど残念ながらこれで終わりです。
続きがまだいけそうでこの辺りで終わりなのは大変残念。もう少し主人公のランドルには人生や冒険で揉まれて欲しかったですね。

Author&WebMaster : Azusa | 2003年9月15日 | サークル・オブ・マジック


サークル・オブ・マジック 邪悪の彫像/王様の劇場

サークル・オブ・マジック 邪悪の彫像/王様の劇場

出版社:小学館
著者:デブラ ドイル
価格:¥ 1,890

Wizard's Statue (Circle of Magic)

出版社:Bt Bound
著者:Debra Doyle

Danger in the Palace (Circle of Magic)

出版社:Troll Communications Llc
著者:Debra Doyle

Circle of MagicWizard's Statue/Danger in the Palace
デブラ・ドイル& ジェイムス・D・マクドナルド 著 武者 圭子 訳

はい、サークル・オブ・マジック第二巻です。前巻では主人公のランドルが魔法の学校に通って全然魔法の魔の字もロクに使えないような状態でしたがこの巻では魔法使いらしく活躍してます。
ちなみにサブタイトルが『邪悪の彫像/王様の劇場』となっているのは原書で
Wizard's Statue(直訳タイトル『魔法使いの彫像』)
Danger in the Palace(直訳タイトル『危険な宮殿』)
の二冊の本を一冊にまとめた結果です。だから話が前半と後半に分かれてます。


邪悪の彫像 Wizard's Statue
魔法学校を卒業して魔法使いとしての修行の旅を許され、友人の歌い手のリースと共に旅に出たランドル。シンゲストーンの町で魔法学校での友人のニックと再開する。再開の喜びもつかの間、ランドルが世話になっている宿の自分の部屋に戻るとランドルが魔法でかけた鍵が開けられ中に死にかけた魔法使いがベットに横たわっていた。そしてその魔法使いは袋をランドルに手渡し、ディゴンという名の男に渡して欲しいと言い残して息絶えた。ランドルがその袋を好奇心に駆られて見たらそれは強い魔力を帯びた彫像だった…。
彫像をめぐる冒険ですね。彫像の魔力を欲しがる魔法使いたちや権力者が次々とランドルたちを追いかけ襲ったりします。ランドルは魔法を駆使して切り抜けたりしますがこれがなかなかギリギリのところで切り抜けていて、スリルがあります。何よりも魔法を使うランドルは『この魔法は苦手なんだ』とかいったり、魔法をかけた後で疲れたりしてなんだか一緒になってランドルと魔法を使っているような感じになります。何よりも正義のために…とは言わず関係ない面倒ごとには巻き込まれたくない…でも…というあたりがなんとも親近感を沸かせてくれます。前巻でもそうだったけどランドルはとても身近に感じるんですよね。…で、結果的に世の中を救うことにはなるけどその代償にかなりランドルは傷つきます。世の中を救ったからといって英雄の凱旋…のような気持ちにならないところがランドルのいいところ…そしてこの話のいいところでしょうか?。

王様の劇場 Danger in the Palace
彫像の一件で追わる身となり、ランドルはリースと共に逃げるようにリースの故郷の南の国のピーダの町に来た。そこで旅をしながら身につけた音や光を出す呪文をリースの歌声に合わせてショーをしていた。わりとうまく出来たのになぜかお金が入ってこない。ところがそこへ男がやってきて沢山の金貨をいれた。そして『宮殿に来て演奏をして欲しい』と頼まれた。呼ばれた先の宮殿には魔法使いがいてこの国では魔法が禁じられている、だから不法に魔法を使った処分としてランドルに自分の仕事の肩代わり…無類の芝居好きの王様の劇場の舞台の効果を魔法でやってくれるようにといった。
『邪悪の彫像』で攻撃的な大げさな魔法を唱えるのはもうこりごりになっていたランドル。そこへ戦いとは無関係な舞台効果を魔法で出してくれなんていう依頼でかなり贅沢な部屋まであてがわれて…と思えばそこは陰謀渦巻くとってもデンジャーな宮殿。王様殺しにあくせくと動く王様の双子の弟の調査へ出たり、舞台に出たり、同じお顔の俳優さんは二人も三人もいたり…どんでん返しの連続。そんな混乱のさなかで王様の命を守るためにランドルは舞台効果に使うといって王様の右腕の魔法使いに仕込まれた変身術やら舞台効果やらで悪戦苦闘。もう何がなんだかわからない?。わりと正統派っぽい冒険だった邪悪の彫像の話とは一味違った演劇めいた結構ハイスピード気味のちょっぴりミステリアスでちょっぴり楽しい展開がテンポよくいい感じ。詰め込みすぎているかな??とか思えてきたけどそうでもないところでキリよく終わるのがまたいいかも?

Author&WebMaster : Azusa | 2003年5月13日 | サークル・オブ・マジック


サークル・オブ・マジック 魔法の学校

サークル・オブ・マジック―魔法の学校

出版社:小学館
著者:デブラ ドイル
価格:¥ 1,890

School of Wizardry (Circle of Magic)

出版社:Troll Communications Llc
著者:Debra Doyle

Secret of the Tower (Circle of Magic)

出版社:Troll Communications Llc
著者:Debra Doyle

Circle of MagicSchool of Wizardry
デブラ・ドイル& ジェイムス・D・マクドナルド 著 武者 圭子 訳

小学館が贈るダレン・シャンに続くファンタジー。これの草稿のモニターに応募したんだけどみごとに落とされたという忌まわしい思い出のある本です。
この本、原書で
School of Wizardry(直訳原題: 魔法の学校...まんまか。)
Secret of the Tower(直訳原題: 塔の秘密)
の二冊を一まとめにしてありますね。(以降、そんな感じで二冊を一冊にまとめて邦訳版は刊行されてますが。)
まぁ原書が140ページ前後とわりに短いからだけど....。
ただ、短いけど前半部分(魔法の学校に通っている頃のランドル)と後半部分(魔法使いの塔での戦い)で話がきれいにまとまっているので私としては好感持ってますが。


前半部分School of Wizardry
ランドルは叔父の城で給仕の手伝いや召使の仕事をしながら騎士になるべく剣術の修行に励む十二歳の少年。ある日、叔父の城に旅の魔法使いのマードックがやってきて夕げのお楽しみにあっと驚く魔法でもいかがか?といってきた。その夕げの席でマードックは数々の魔法を披露したが『未来を占って欲しい』との叔父の要望に答え、未来を占うことにした。その時にランドルは自分の未来らしき景色をみた。最初のうちは何がなんだかわからなかったがもしかして自分は魔法使いになるのかもしれないという予感がしてマードックに聞いてみたが軽く笑われてしまう。しかしランドルは未来を占っていた時に見た景色が忘れられず、そしてマードックが見せた魔法に魅せられて魔法使いになりたいという気持ちが湧いてきた。そしてマードックがいなくなった日、ランドルは意を決してマードックの後を追い、魔法使いになるべく城を飛び出した。

後半部分Secret of the Tower
魔法の学校が悪魔に襲われ、ランドルの機転で危機を脱したがランドルは魔法使いが使ってはいけない剣を使ってしまった!!魔法の学校の卒業資格は得たがその代わりにタッティナム(学校からかなり遠い)場所にいる魔法の学校の理事会の最長老に許可を得なければいけない....そしてランドルは危険に満ちた旅に出ることに...。


わりとライトだけど正統派なファンタジーです。こないだ指輪物語を読んだのだけどあれほどヘビーでなく、文体も読みやすく、さくさくと進めます。舞台は中世、剣と魔法、悪魔に魔法陣と至れり尽せり。
ランドルがマードックと旅をして魔法の学校に入った時にぜんぜん魔法が上達しなくって順風満帆に主人公が魔法を習得できないあたりが主人公に親近感がもてます。そしてやっと魔法を覚えたところでいきなりトラブルで魔法禁止令を喰らっちゃってなかなか使えないという涙ぐましいシーンもいいです。もちろん剣と魔法での戦いや波乱万丈の展開もご用意されていていい感じです。

Author&WebMaster : Azusa | 2003年2月20日 | サークル・オブ・マジック


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