The Room of Reverie
Book Report



ハウルの動く城で読んだ本

アブダラと空飛ぶ絨毯

アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉

出版社:徳間書店
著者:ダイアナ・ウィン ジョーンズ
価格:¥ 1,680

Castle in the Air

出版社:HarperCollinsChildren'sBooks
著者:Diana Wynne Jones

Castle in the Air
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 著 西村 醇子 訳

出版されたばかりの頃は『空中の城シリーズ』だったのに何故かジブリでアニメ化されるかされないかという話が出てからは『ハウルの動く城シリーズ』になっている…まぁそこんところどうなっているかどうかなんて分らないけど。


アブダラは南の国のバザールの若き絨毯商人。空想癖があって自分はどこかの国の王子で実はさらわれて…ということを日々空想しては絨毯をダラダラと売っていた。ある日、空飛ぶ絨毯を買わないか?と誘われて汚い絨毯を買ってしまう。そして夜、空飛ぶ絨毯の上で眠っている間に美しいどこかの姫君の庭園へと連れて行かれ、そこで姫君と恋に落ちる。姫君と駆け落ちしようとした矢先に姫君は魔神(ジン)にさらわれてしまう。アブダラは姫君を捜し求めて追われたり、捕らわれたり、四苦八苦しながら隣りの国のインガリー国へと行く。


はい、魔法使いハウルと火の悪魔の続編というか…続編でしょうね。最初はアラビアンナイト風のハウルとはまったく関係ないような感じがするお話なのですけど後半になってから色々とハウルや、火の悪魔のカルシファーが意外な形で登場している仕掛けがしてあるのがわかってくるのです。それまではわかりません。いや…よくよ?く考えれば分る…かもしれない…こともないか。とにかく、一件関連なさそうな感じがするのにちゃっかり登場しているのがいいのです。ああ、もちろんアブダラ自身の冒険もなかなかいいですけどね。アブダラ自身は魔法とは無縁のただの人なんですけどなんかお国柄なのかしらないけどわざとらしいくらいのおべっかを使ったり、彼の習慣とか、ハーレム気取りに各国の王女をさらう魔神(ジン)とかがになんとなくエキゾチックな感じがします。そしてわりとイギリス的な国のインガリー国ではその習慣のギャップがなかなかおかしいです。このお国変われば?のあたりも楽しむところなんではないでしょうかね?

Author&WebMaster : Azusa | 2003年2月27日 | ハウルの動く城


魔法使いハウルと火の悪魔

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城 1

出版社:徳間書店
著者:ダイアナ・ウィン ジョーンズ
価格:¥ 1,680

Howl's Moving Castle

出版社:HarperCollinsChildren'sBooks
著者:Diana Wynne Jones
価格:¥ 1,242

Howl's Moving Castle
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 著 西村 醇子 訳

魔法使いハウルのシリーズ第一弾。スタジオジブリで映画化だそうです。故にあんまり期待してなかったのですけど(ジブリだから面白いというわけでもないので)この本は楽しいですよ。
(訂正・映画見に行ったら面白かった...。あ、でも、キャラの性格(特にソフィー)変わってたけど。)


インガリー国の帽子屋の娘のソフィーは父が死んだ後、帽子屋を継ぐことになりました。五月祭の日、他所へ奉公に行っている妹のレティーに会いに行こうとしていた途中で派手な服を着た若者にお茶をしないかと声をかけられます。しかしソフィーは断って妹の所へと行きます。それからしばらくして帽子屋の店番をしていたら豪華な服を身にまとった場違いなお客が来て実はそのお客は荒地の魔女でいきなりソフィーを老婆に変えてしまいます。動揺したソフィーはこんな姿ではみんなが驚くと思い、家を出ることにします。そして街の外を出たら悪名高い魔法使いハウルの城へ来てしまいます。老婆になってもうどうでもよくなったソフィーは夜露をしのごうとハウルの城に入いりましたがその城に帰ってきた城の主…ハウルは前にソフィーに声をかけた若者だったのです。


…と、あらすじを書きましたがこの話…あらすじだけではわからない細かい部分とかがあるのです。それが面白い。それとキャラクターがいいです。ハウル。人の話や質問をのらりくらりとかわして曖昧な態度ばかりをとるけど何故か女好き。次から次へと女の子を口説いては口説けるとすぐに他の女の子のところへ行く。おしゃれで派手好みだけど生活はだらしがない。そんなところにいきなり突然老婆になったソフィーが城にやってきても文句は言うけど出て行けとも居てもいいともいわないよくわからないそんな曖昧さ。そんなハウルや色々と起ったり、疑ったり、落ち込んだりするソフィー。老婆になってなんだか老婆心というか…図々しくなってしまってババアみたいになってしまっているのもなかなか。ハウルと契約しているまきが食事の火の悪魔のカルシファー。荒地の魔女、ハウルの城に入ろうとする謎のかかし、人間に短い時間戻れるけどすぐに犬の姿(しかも毎回種類の違う犬になる)になる犬人間などなど…色々なキャラが物語りを楽しませてくれます。
あと、この本は色々な有名な小説のパロディーが織り交ぜてあってそれも見所だと思いますね。

Author&WebMaster : Azusa | 2002年11月23日 | ハウルの動く城


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