マインド・スパイラルで読んだ本
マインド・スパイラル 4 エターナル マインド 果てなき世界
A Meeting of Minds Minds books
キャロル・マタス& ペリー・ノーデルマン 著 金原 瑞人& 代田 亜香子 訳はい、マインド・スパイラルシリーズ第四巻、完結です。
この本は発売が楽しみでして、既に原書の英語版は読んでいたのですけど、やはりちゃんとした邦訳版は読みたい。
お城で結婚式のお祝いに自分達の考える完璧な世界(と、最悪の世界)を展示する『マインド・ミーティング・コンテスト』を企画、開催したのだけどレノーラとコリンはその展示物を見ていた最中、突然雪の覆われる世界へと飛ばされ、二人とも雪まみれになりながらそこの世界の建物の一つに入りますがそこは自分達が見たこともないような悪趣味な色や物で彩られたところでした。しかもその世界ではレノーラの想像を現実に変える力やコリンの人の心を読む力が使えない!
今回も相変わらずしっちゃかめっちゃかでした。私たちにとって現実な世界(作者の地元、カナダ)が出てくるのだけど、その世界はコリンやレノーラの目で見てとても不機嫌な人や悲しい顔をした人が数多くいる世界に見える世界なのです。それとコリンやレノーラのコスプレをする人が出たりしますね。本人と似てもにつかない物で安っぽいものという感じに皮肉っぽく書いてあります。あと、著者自身のこともかなりおかしく書かれてます。そう、現実の世界のことがとても皮肉にかかれているのです。まぁたしかに現実の世界はあんまりいいものでもないのは認めますが、自分達のことをここまで酷く書けるのはある意味凄い。
あと、レノーラとコリン。他の巻の時よりも仲が進展しているのか、ちょっと変わりましたね。
レノーラとコリンが口喧嘩をはじめそうになったときにコリンがすぐに謝るあたりは前では考えられませんでしたね。
それよりなによりレノーラも『こっちこそごめんなさい』と謝り返すのも前では考えられなかっただけに、変わりようがまた痒くて良い。
ただ、あまりに仲が進展しすぎて、
『レノーラ!そんなこと考えちゃだめだって。ぼくたちまだ結婚もしてないんだから!』
『だけどもうすぐするじゃない。』
なんてセリフが……
レノーラ、あなたは一体何を想像していたんだ?
いや、これ、一応、児童書ですから妙な想像はしていないと思いますが……
でも海外の本ですからそういうのもありなのかもしれません(笑)
最後には想像どおりの結末になっていたんですけどしっちゃかめっちゃかでとても楽しませていただきました。
これより先がないのが本当、残念ですが。
Author&WebMaster : Azusa | 2002年10月 9日 | マインド・スパイラル
マインド・スパイラル 3 マーヴェラス マインド 光輝く闇
Out of Their Minds Minds books
キャロル・マタス & ペリー・ノーデルマン 著 金原 瑞人& 代田 亜香子 訳はい、マインド・スパイラルシリーズ第三弾。
いよいよレノーラ姫とコリン王子が結婚を…って、前々著で結婚式を挙げていたのに結婚式の途中でレノーラが逃走を企てたので(この頃はレノーラ姫は結婚に乗り気でなかった。)今度はコリン王子の国で結婚式を挙げようとコリン王子の国、アンディラ国に二人っきりで旅を…してくれなかった。
しっかり邪魔者が…じゃなくて、これは児童書ですね。危うい想像は止めときましょう。(何を想像してしたんだ?)
しかし、一国一城のお姫様と王子様の旅になんでお付きが一人なのでしょう?まぁこの二人に(というか、レノーラ姫)限って危ないということは別の意味を除いてないのですが。(レノーラはおてんばだ。)
それでも横でぐっすり寝ている家臣を尻目にテントの中でキスしているこの二人はやっぱり危ないですね。これって本当に児童書なんですか?
今回のこの話はコリン王子が熱いです。
レノーラが倒れて誰かに操られたように人々をあたりかまわず愛し始めた時に、
『僕はレノーラを愛している。本当に心から愛している。レノーラと離れているなんて、我慢できない。レノーラの愛する他大勢のひとりなんて我慢できない。』
なんて語られてます。
ああ…独占欲ですか?それとも熱にうなされていたんですか?
とにかくこういうノリの部分と、あと、王国なのにボロくて汚いコリンの国の城(と、村々。決して貧乏というわけではないみたいだけど…)まずい物をおいしいという感じで空想して空想の中で生きている人々や逆に空想すらしない人々とか、こういったあたり、私的に好きです。
さて、三巻ではリン王子が熱かったですけど四巻はどうなるんでしょう?
四巻に期待。
Author&WebMaster : Azusa | 2002年7月14日 | マインド・スパイラル
マインド・スパイラル 2 ミッシング マインド はじまりの記憶
More Minds Minds books
キャロル・マタス& ペリー・ノーデルマン 著 金原 瑞人& 代田 亜香子 訳マインド・スパイラルシリーズの二巻。相変わらずお姫様と王子様が冒険を繰り広げる…というよりもレノーラ王女だけが自分の分身を著って巨人退治に出かけている…んでコリン王子はその本人と似ても似つかない分身をレノーラと思っているあたり、愛が足らないんじゃないかと思ったのは私だけ?(他の人たちもあんまり気がついてないし。)
巨人が国に現れて国のバランスが崩れてきてから昔、不思議な力を使う人たちが好き放題力を使っていた時の混沌とした時代の中から秩序が出来るまでの経緯が語られているけどその秩序がどうやって著られたのかを調べるためにタイムスリップとは…想像を現実に出来る力という設定上この話、何でもアリですね。
一巻ほどじゃないけどやっぱりお姫様と王子様はベタベタイチャイャ抱き合ったりドッキドキの会話していたりして…これって児童書だよね?
二巻ではコリンとレノーラの分身(レノーラが著った)が出てきてこの二人の間に微妙な影を落とすけどやはり愛には障害があった方がいいという感じで、分身のおかげでお互いの気持ちがわかって、絆の深まる。よかったね。
でもこの二巻…最後の方ではレノーラの出番が多くてコリンの出番が少なくなってしまっているのが残念。
(私はコリン王子がお気に入りです。)二人仲良く冒険しているところがいいのに…
三巻に期待。
Author&WebMaster : Azusa | 2002年7月13日 | マインド・スパイラル
マインド・スパイラル 1 スクランブル マインド 時空の扉
Of Two Minds (Minds books)
キャロル・マタス & ペリー・ノーデルマン 著 金原 瑞人& 代田 亜香子 訳お姫様と王子様が冒険を繰り広げるお話。
レノーラは想像した事を現実にできる力を持っているジェピス国のお姫さま。コリンは人の心(っていうか、人でも物でも)を読む力を持つアンディラ国から来た王子様。二人は許婚。
きっとロマンティックな世界と思えばレノーラはとんだおてんばでわがままで行動的で衝動的な性格でコリンをボロクソに言うし、婚前に逃走しようとするわ、結婚式最中に別世界に逃げ込むわ、とんでもないし、コリンはやたらじめじめと考え込んでとてもかっこいいという容姿の形容(赤毛・そばかす・ガリガリ)とは言えない、いかにも貧相な感じがしてたまらないし、レノーラに振り回されていたりとかいう有り様でレノーラがコリンに惚れそうもなさそうな設定なのに出会わない内から二人の間に何やらありそ気な感じなのに二人は惹かれていく。
出ている書店や、売っている売り場や、本の中の漢字の少なさ、ルビの多さ、大まかな内容からして児童書らしいのだけど、ラブラブなシーンが多く、二人して抱き合ってはぶちゅ??とか、何気ない表現とかがどこかで見たようなノリだな?と思ったらハー●クインの出している各恋愛小説でした。そんな感じで児童書らしからぬシーンが随所に見られます。さすが海外の本。ステキ。
レノーラ視点とコリン視点で話は進んでいくんだけどこの二人の同時に考えている事の差が楽しいです。このあたりは共著の成せる技ですねぇ。
この本、文章的にバラバラという感じがしなくもないけど思ったよりも断然楽しませてもらったので次巻は買いです(笑)
Author&WebMaster : Azusa | 2002年7月12日 | マインド・スパイラル




