The Room of Reverie
Book Report



新書・実用書で読んだ本

とてつもない日本


とてつもない日本

出版社:新潮社
著者: 麻生太郎

噂の「ローゼン閣下」が書かれた、日本における政治、経済、歴史、今後について語っている本。 空港かどこかで「ローゼン・メイデン」を読んでいたという都市伝説から「ローゼン麻生」や「ローゼン閣下」と呼ばれるほど、オタク層というか、そのあたりの方々に受けが良いようなのですが、そのあたり、ご本人もご自覚なのか、本でもその事について書かれていたりしますし、2007年09月頃、自民党総裁選挙で街頭演説に秋葉原を訪れていたりもしました。 で、閣下自身はというと、衆議院議員、母方の祖父が吉田茂元首相で、麻生財閥の御曹司にして元社長、前自民党幹事長、元外務大臣、モントリオールオリンピックの射撃に日本代表で出場、と、生まれも経歴も相当なエリートなのですが、本の中では「出来が悪い」と度々発言してます。個人的には、その履歴でそれを言っちゃうのか〜と、度々突っ込みたくなりましたが、元首相の御孫で一財閥の御曹司なら、幼少時代に何らかの集まりでやってくる方々も麻生氏以上の各界の本当の意味でのセレブや優秀な方々でしょうし、一般凡人たる私にゃ人ごとのような集まりにもご出席なされたでしょうし、少々皮肉や卑屈な事をおっしゃっても仕方がないのかもしれません。

さて、この本ですが、日本について悲観的で暗いニュースがある中、日本がいかに凄いかということを力説しつつ、日本はどうあるべきか等々を私見を交えて語ってます。
社会問題としてはニートなどの働かない若年層の方々についてや、政治経済ならばオタク産業から地方自治について、格差社会等々。比較的我々の身近に迫った問題や目立っている問題などについてポジティブな意見を展開してます。ただ、かなりポジティブ過ぎるので時々楽観視し過ぎと思う事もありますけど、既述の通り、日本のマスコミは悲観的で暗い記事ばかり書くし、国会の質疑応答なんて時々かなりくだらないものの問題を掘り起こしてただただ突っつくばかりなので、ポジティブなのもそんなに悪くないかもしれない。
でもやっぱり、著書中のあまりに杞憂無き明るさが、逆に日本の将来って大丈夫かと心配になってしまう。

あと、時々ですが、極東にある特定アジア諸国などについて、隣の某国&某国と協力しあって......と書かれていたり、ちょっと無理があるんじゃないかという見解や意見があったりして、少しだけ納得いかない。
多分先日、某国の日本向けに輸出された食材に農薬が残留していて中毒になった事件や、その国の某民族が民主化デモを行った際に武力制圧したり、そういうあたりで散々な対応を目にしたばかりなのかもしれませんが。
(どちらも当局が報道規制や捜査に内部干渉していた疑いがあって、本当の所が分からないあたりが信用出来ないというか)
まあ、この本はそれらの事件以前に出版されたものなので、そこを突っ込むのも酷なのですが、隣の国との連携に関しては信用出来うる状態にならない限りはやっぱり脅威にしか見えないですね。いつになるか分かりませんが。
それを除けば暗い事ばかりだと思いがちの日本が明るく見えるような、そんな本ではあったです。

公式サイト
麻生太郎オフィシャルサイト

Author&WebMaster : Azusa | 2008年3月27日 | トラックバック(1) | コメント(0) | 新書・実用書


いつまでもデブと思うなよ


いつまでもデブと思うなよ

出版社:新潮社
著者: 岡田斗司夫

元ガイナックス社長、ニュースでオタク系の特集とかがあると、高確率でコメントしている、岡田斗司夫氏のダイエット遍歴及びその成功の秘訣と技術と思考法(「レコーディング・ダイエット」ですね)を書いた本。
岡田斗司夫氏といえばかなりのデブである意味、インドア派で動かないが故に太っていくオタクを象徴するかのようだったけど、その彼が一年間で50kgの減量に成功したというはわりとテレビだとかニュースとかでも騒がれましたね。それから既に一年以上も経つと思うと時が過ぎるのは早い。
とても痩せられないような印象すらあった岡田斗司夫氏が激痩せて、これに見習うようにこの本を読んで(もしくはネットでその方法を知って or 調べて)試した人もいるとは思うけど、世間一般から言えば比較的オタクな私は痩せそうもなかったこの方がどうやってやせたか、興味本位で知りたくて読んでみた。

序章でダイエットの楽しさを。第一章で世の中が見た目主義であって太っている事がいかに損であるのかを。第二章で世の中に広まっているダイエットが他の事より何より優先した方が良い理由について。第三章で太る理由について。そして、第四章以降で岡田斗司夫氏が実践したダイエット方法とその記録が書かれていた。
序章から第三章までは実録でなくダイエットについての蘊蓄なのだけど、彼の言い様だと政治家の演説や識者の意見の如く、太っているのがいかにネガティブな事なのか、読んでいる人にもの凄く説得するかのような語りだった。実際、飢餓の心配がない日本で太っていてもあらゆる面で良い事より悪い事の方が多いのは事実だけど、釣り込まれてダイエットしなくてはいけない気がしてきたのでちょっと痒いというか、私も女なので気にならないと言えばウソだけど、何せ興味本位で読んだものなので、影響受けすぎるのもちょっとなぁ、と。何であれ、ダイエットを開始するかどうかは読み終わった後でじっくり考えよう。
閑話休題、大量に食べる事が当たり前の人が突然食事を減らす(この本に書かれているダイエット法も基本的に食事の量を減らす方法だ)のは確かに苦行に似たものがあるかもしれない。特に、美味しいものを食べて太った人ならなおの事だと思う。私の周りでも食べるのを我慢するくらいなら太って病気になって死んだ方がマシと公言している人がいる。
だから、最初に読者へこういうアプローチをするのは仕方がないかもしれない。

で、結局、岡田斗司夫氏はどうやって痩せたかといえば、食べたものを全て記録に残してカロリーを計算し、一日に無駄なものを食べないようにするという、至ってシンプルで古典的なものだった。
ただ、シンプルでベタで古典的でも(あらゆるダイエットについてもそうだけど)安易に成功「するわけがない」のはリバウンドしたり、止めてしまったりした人は、よくご存知じゃないかなぁ?
で、この本はそれが成功するように、色々な方法や考え方やを書いている訳だ。
オーバーした摂取カロリーは一週間スパンなりで返済とか、そんな感じで。
食べ過ぎ対策で食べ物を捨てたり、食べられなくしたりする方法などを見ると、どうかなと思う事もあるけど、自分の体の中に捨てるか、ゴミ箱に捨てるかの差だ、と言われれば、たしかにそうかも?と、思わなくもない。さらに言えば「そのくらいしないと痩せられない」のは確かにあると思うし、少々えげつない方法も仕方ないのかもしれない。
あまり同意したくないけど。

人によって作者の考え方と合わない人や同意出来ない人もいるだろうし、痩せられるかどうか分からないけど、著者は痩せたわけだから、一応、方法の一つとして読んでも別にいいと思った。

公式サイト・ブログ
OTAKING SPACE PORT
レコーディング・ダイエットのススメ

Author&WebMaster : Azusa | 2008年3月24日 | トラックバック(0) | コメント(0) | 新書・実用書


「いい人」は成功者になれない!

里中李生 著

コンビニの雑誌売り場を見ていたら大仰なタイトルが目について、一体どんな内容なのかと立ち読みしようと思ったのだけど、文庫なだけに立ち読みではどうにもならないので買ってみたという本。まさに出版社の策略にまんまと騙されているというか、こうして買ってしまっている辺り、(内容はともかく)良いタイトルを付けていると思う。
いわゆる"新書"で、分類としては何になるかなぁ? 自己啓発? 仕事や人生の成功の為のマニュアル? 無理に分類する必要はないと思うけど、とにかく強い男になる為のルールを解説した本らしい。帯には『女から尊敬されない男は単なる「負け犬」である』と煽ってあるのが印象的。(これも内容が気になった理由の一つ)
 男性向きのこういう本はかねてより興味があったけど、読んでみると競馬やパチンコで勝っている人が熱弁を振るう時のような、そんな語り口調で強い男とはどんなもので何がダメなのかというのを語っていた。
全体的に作者の主観が貫かれていて、運とツキは強気で呼ぶものみたいな事を書かれていたり、見栄(みえ)を張って散財を推奨するような記述が多くて、ギャンブルに熱を上げて大金を失っている人や、見栄を張りすぎて浪費癖が身に付いてそれが裏目に出ているような男性にはオススメじゃないような感じがする。
あと、女性に対して随分と支配的で男性上位を強弁しているあたりがちょっとダメだった。別に私自身フェミニストではないのだけど、私自身女性であり、そういう事をあからさまに書かれてれば引くのは仕方ないし、何よりこの本は男性向きに書かれた本なのでそこは大目に見た方がいいのかなぁとは思うけど、やっぱりちょっと釈然としないものは残る。これもまぁ仕方ない。
それでも、いくつかは興味深い事も書かれていた。「裏切られる原因はあなたの中にある」や「人の話を聞く男、聞かない男」などなど。このあたりは男女関係なく言えるかなと。

基本的に興味本位で買った本なので当たり外れは仕方ないとして、一冊の書籍として出されているだけに、それなりに読める。けど、読む人はかなり選びそうな気もするけど。

Author&WebMaster : Azusa | 2008年1月29日 | トラックバック(0) | コメント(0) | 新書・実用書


お金がたまる人 たまらない人

人の心の隙間を狙うかのようなタイトルの本。実際、タイトルとその内容が気になってうっかり買ってしまった。
本屋さんの店主曰く、「年末になるとこういう類の本が売れるんだよ~」どうやら私、引っかかったようです(笑)
それはさておき、この手のものはネット上でも色々と氾濫していますね。

お金のたまる人、たまらない人 (2ch ニュー速クオリティ)
お金がたまらないワケは毎日の習慣にあり? (All About)
貯まる人VS貯まらない人


どれもお金の無駄な使い方の指摘がMainであとは貯まる人はどういうふうにしているか、というのに終始していて、お金が貯めたい人やお金がない人にとっては当然、一番気になる部分ではあるのですけどね。
この本もそのあたりをもそっと紹介・解説しているのだけれど、主婦の友社から出ているだけに、抽象的でやや曖昧な部分があって、貯まっている人が大きなお金を手にした時の逸話が運による部分も多々あり、このあたりが実用性に欠けているような印象が無くもなかった。

あと、中盤あたりに貯まる人の株取引みたいなものが書かれていたけれど、貯まる人が株取引を全員が全員しているかどうかは疑問に思う。
やっぱりお金をそれなりに貯める為には株を買うべきなのか?

ただ、浪費の為にお金が貯まらないだとか、生活に無駄があってお金が溜まらないと嘆く人には良い部分も無きしにあらずという所ですかね? お金が貯まる人は爪に火をともすような生活をしているわけではなく、好きな事をする為に無駄を省いてお金を貯めいるというような、そういった部分は役立つのではないかと思った。

良くも悪くも、一般家庭レベルのお金の運用法を語った本として、今後の参考にはなるかなぁ? という感じの本だった。

Author&WebMaster : Azusa | 2007年12月14日 | トラックバック(0) | コメント(0) | 新書・実用書


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