ガガガ文庫で読んだ本
レヴィアタンの恋人
出版社:小学館
著者:犬村小六
挿絵 : 赤星健次
小学館が新しく出したライトノベルレーベル、ガガガ文庫の長編作品。
前評判や人気だとかそういうのを無視して本屋に置いてあったのをそのまま購入、読んだというハヤカワや創元社をメインに読んでいる私にしてはわりと結構な冒険をしてみた。(これ以降もするつもりではあるけれど)
読むのはサクっと読めた。この辺りはライトノベルの特徴であり、長所でもあるから当然といえば当然かもしれない。
内容的には割と濃くて重みのある話だったかなと思う。もちろん、スニーカーや電撃などの類似のレーベルの中の話だけれど。
最初、主人公を奴隷と称して顎でこき使うヒロインにちょっと嫌な印象を感じたけれど(奴隷とかそういうのが好きじゃないんですわ)、ツンデレへ転換の布石だったようなので、まぁ良いかな?
個人的にはそんなに悪くは無いなと思ったけど、今回長編初挑戦の新人作家さんなだけに、設定やキャラの武器の使い方や敵方、世界観だとかがどこかで見た事ある感が付きまとっていたのと、世界の人間の大半を殺した殺人ウィルスが「豚インフルエンザ+HIV+エボラ」というのが妙に安直さを感じてしまう。あと、ちょっとまとまりがないなーうーんという感じがした。
一冊出れば面白そうになる予感がするので、この作家さんの次回作が出たら読むかも知れないという感じ。ただ、その時はまぁ前述の通り、「設定とかがどっかで見たことある感」があるので別シリーズを始めて欲しいなーとも思わなくもない。大幅に話の雰囲気とかが変わっていればそのままで読むかもしれない。
ライトノベルは挿絵も命なので挿絵の感想をば。
挿絵に関して言えば、腰より上とか、バストアップばっかりだったのと、異形の生き物蠢く世界なので、カマキリ+ダチョウ(鎌鳥)とか、暴れ牛とかそういう描写が無かったのが残念。
もうちょっと絵師が頑張ってくれたらなぁと思わなくもなかった。
Author&WebMaster : Azusa | 2007年11月 8日 | ガガガ文庫




